鵞口瘡
赤ちゃんの口の中のトラブルに鵞口瘡(がこうそう)という病気があります。
症状
赤ちゃんの口の中を見るとミルクかすに似た白い物がほっぺの内側、口唇、上あご、歯茎、舌など口の粘膜に付着しています。ミルクかすだとこすれば取れますが鵞口瘡だととれません。
通常 痛みはありませんが中には痛みが出てミルクの飲みが悪くなったり離乳食を食べなかったり食べたら突然泣き出したりする場合もあります。また原因となるカンジダ菌が口の中から便を介してお尻に付着して赤い発疹が出るオムツかぶれになる場合もあります。
気づかずに進むとカンジダ菌が喉に繁殖して声枯れを起こす時もあります。
原因
原因となる菌はカンジダ菌というカビの一種です。本来は常在菌なので悪さはしませんが、乳児や高齢者など免疫力が弱いとかかりやすいです。
主な原因は以下の通りです。
- ・カンジダ腟炎のあるママの産道を介して感染
- ・消毒の不十分な哺乳瓶やおもちゃからの感染
治療
もし鵞口瘡の症状が見られたら小児科を受診しましょう。ほとんどの場合は自然治癒するので経過観察が主ですが、痛みがある場合は「ファンギゾンシロップ」や「フロリードゲル」、「ピオクタニンブルー液」などの塗り薬が処方されます。数日で症状は改善してきますが繰り返す場合は別の病気が考えられるため検査が必要となります。
哺乳瓶やおもちゃなど赤ちゃんの口にするものは消毒しましょう。またママの乳首にカンジダ菌が繁殖すると乳首に炎症が起こったり鵞口瘡を繰り返してしまうので大変だと思いますが清潔に保ちましょう。
免疫力のつく幼児期以降にはほとんど起こらなくなります。
参考
鵞口瘡(がこうそう)・口腔カンジダ症の症状・治療法 [子供の病気] All About
2017/11/30 更新
Wikiページは匿名を含む多数の方々のご協力により編纂されております。
記載内容の正否につきましてはご自身の判断にてお願い致します。
関連するSNSのコメント
Facebook